子どもの教育資金、学資保険にするか投資にするかで悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
「元本割れは怖い」「でも少しでも増やしたい」──これは親なら誰もが感じる不安です。
この記事では、学資保険とS&P500への投資を18年間・月1万円で比較し、
それぞれのメリット・デメリット、どんな人に向いているかを分かりやすく解説します。
読み終わる頃には、自分の家庭に合った教育資金の作り方が見えてくるはずです。
学資保険のメリット・デメリット
内容
まずは学資保険から見ていきます。
学資保険のメリット
- 返戻率は約120%前後(年利換算で約1%)
- 親が亡くなった場合でも、保険料払込免除により満期金を全額受け取れる
- 満期時にもらえる金額が最初から確定している安心感
学資保険のデメリット
- 途中解約すると元本割れする可能性が高い
- インフレに弱く、18年後に物価が上がっても受取額は変わらない
- 利回りが固定のため、将来は銀行預金以下になる可能性もある
- 保険会社が破綻した場合、満額戻らないケースがある
学資保険は「保障」を重視した商品であり、確実性を重視する人向けと言えます。
S&P500投資のメリット・デメリット
内容
次に、S&P500への長期投資です。
S&P500のメリット
- 長期的な期待利回りは年7〜10%
- インフレに強く、物価上昇に対応しやすい
- 好きなタイミングで売却できる流動性
- NISAを使えば運用益が非課税
S&P500のデメリット
- 短期では元本割れの可能性がある
- 暴落時には資産が大きく減ることがある
- 親が亡くなった場合、新規積立は止まる
S&P500は「運用」であり、リスクを取って増やす選択肢です。
18年間・月1万円で徹底比較してみた
内容
児童手当の月1万円を想定し、18年間積み立てた場合を比較します。
学資保険(返戻率120%)
- 総払込額:216万円
- 18年後の受取額:259万2千円
- 増加額:+43万2千円
S&P500(年利7%で計算)
- 総投資額:216万円
- 18年後の評価額:約421万円
- 増加額:+205万円
結果、S&P500の方が約161万円多いという結果になりました。
リターンだけを見ると、S&P500が圧倒的です。
「もし途中で何かあったら?」を数字で考える
内容
学資保険最大の強みは「保険料払込免除」です。
ではS&P500の場合、どこまで積み立てれば学資保険と同等になるのでしょうか。
計算してみると、投資開始から9年目で学資保険の満期金と同水準になります。
- 9年間の積立額:108万円
- 想定評価額:約275万円
つまり、半分の期間・半分の元本で学資保険を上回る可能性があるということです。
長期投資のリスクは本当に高いのか?
内容
S&P500は価格変動がありますが、
過去100年以上の米国株データでは15年以上保有した場合、元本割れしなかったという有名な統計があります。
これは、
- 世界恐慌
- オイルショック
- ITバブル崩壊
- リーマンショック
といった歴史的暴落をすべて含んだデータです。 18年間の運用であれば、長期投資のリスクはかなり抑えられると考えられます。
私の考えと実体験
私は学資保険には加入せず、ジュニアNISAでS&P500に投資しています。
2022〜2023年の2年間だけ積み立てました。
子供二人分の計320万をS&P500の投資信託に入れて、現在は650万を超えています。
評価益は100%超、つまり資産は約2倍を超えました。
ちなみに保険会社も保険で得た資金を投資に回して利益を出しています。
そう、結局は投資に繋がるのです。
なぜ元本以上に増えるのかを考えることが大事だと思います。
そもそも、
- 学資保険:教育資金の「保障」
- S&P500:教育資金の「運用」
と、役割が異なることも理解しておく必要があります。
まとめ
学資保険とS&P500には、それぞれ明確な特徴があります。
- 確実性・保障を重視したい人 → 学資保険
- 多少のリスクを取ってでも増やしたい人 → S&P500
- 不安な人は両方を組み合わせるハイブリッドもあり
どちらも、子どもの将来を思う親の愛情ある賢明な選択です。
この記事が、学資保険と投資で迷っている方の判断材料になれば幸いです。


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