「直売を始めたけど、何を育てれば売れるのかわからない」
「せっかく作ったのに、全然売れなかった…」
家庭菜園や小規模農業で直売を始めると、
“育てやすさ”と“売れやすさ”はまったく別物だと気づきます。
この記事では、
実際に無人直売を運営してきた私の体験をもとに、
- 本当に売れた野菜
- 手間のわりに売れなかった野菜
- 直売に向く野菜の共通点
を分かりやすくまとめます。
「何を作ればいいか迷っている方」にとって、失敗を減らすヒントになるはずです。
直売で売れる野菜の共通点
私の直売では、基本的に有機栽培(農薬は自然由来のみ)で育てています。
その中で売れた野菜には、はっきりとした共通点がありました。
それは、
- スーパーより「鮮度の差」が出る
- 家庭でよく使われる
- 何度も買いたくなる(リピートされる)
この条件を満たす野菜は、直売と相性がとても良いです。
断トツで売れたのは「キュウリ・オクラ・さつまいも」
キュウリ・オクラ
この2つは、私の直売で毎日のように売れました。
- 1株から何本も収穫できる
- 成長が早く、数か月収穫できる
- リピーターがつきやすい
キュウリは7月末〜9月、
オクラは9月〜11月まで収穫できました。
雨の前は小さくても収穫するなど管理は必要ですが、
利益率は非常に高い野菜です。
さつまいも
さつまいもは直売との相性が抜群でした。
- 手間が少ない
- 長期保存できる
- 品種ごとにファンがつく
私は「べにあずま」、「べにはるか」、「シルクスイート」
の3種類を主に育てました。
3種類そろえることで、
「全部買う」というお客さんも出てきます。
掘った後は家で保管し、
売れたら補充できるのも大きなメリットです。
意外と人気だった野菜たち
ナス
水やりは大変ですが、1株でたくさん採れます。
少量しか出さなかったため、出すとすぐ売り切れていました。
里芋
よく売れましたが、水と肥料が必要。
水が確保できる畑ならおすすめ。
小玉スイカ
単価が高く人気でした。
ただし、カラス対策(テグス必須)と収穫タイミングの見極めが難点です。
売れるけど「コスパが悪い」野菜
枝豆
よく売れますが、実は直売には不向きでした。
- カメムシ被害が多い
- 選別の手間がかかる
- ロスが多い
結果として、
時間あたりの利益がかなり低い作物になります。
直売に向いていない野菜
カボチャ
高齢のお客さんが多い私の直売所では、
- 大きくて使い切れない
- 切るのが大変
という理由で売れにくいです。
カット販売は資格が必要なので難しいのも欠点。
葉物野菜(小松菜・ほうれん草・レタスなど)
- アブラムシが多い
- 洗うと傷みやすい
- スーパー価格が安い
この3点で、直売では利益が出にくいです。
伸びしろ大 トマトは「見た目」が勝負
完熟で収穫できるトマトは、とてもおいしいです。
ただし、
- 虫の被害
- 雨による裂果
が多く、管理が難しい。
見た目が良ければ直売でも強い作物なので、今後の伸びしろは大きいです。
直売向きかどうかは「虫・水・手間」で判断
直売に向くかどうかは、
- 虫に強いか
- 水がどれくらい必要か
- 手入れがどれくらいかかるか
で決まります。
農薬や水道があればカバーできますが、
自分の農業スタイルに合うかがいちばん大切です。
まとめ
直売で安定して売れるおすすめの野菜は、
- キュウリ
- オクラ
- さつまいも
などの、
「鮮度の価値が出る・リピートされる・手間が少ない」作物でした。
一方で、
- 葉物野菜
- カボチャ
- 枝豆
は、手間やロスが多く、直売には不向きでした。
直売は、
「たくさん作る」よりも
「売れやすい野菜を選ぶ」ことがいちばんの近道です。
自分の畑とライフスタイルに合った野菜を選び、
無理のない形で直売を楽しんでいきましょう。
今後も品種を増やして、体験談を語れるように頑張ります。


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