「直売所=稼ぐため」だと思っていませんか?
直売所や無人販売所というと、
「野菜で少しでもお金を稼ぐため」
そう思う方が多いかもしれません。
私自身も、最初は農業を収益化をするために直売を考えていました。
ですが、実際に直売所を始めてみて強く感じたのは、
それ以上に大きな価値があったということです。
この記事では、
なぜ私が直売所を始めたのか、
そして、お金以上に得られたものについてお話しします。
この記事で得られること
この記事を読むことで、
- 直売所・無人販売所が持つ「お金以外の価値」
- 小規模直売が地域にどんな影響を与えるのか
- 直売所を始める前の不安と、実際の現実
- 地域に必要とされる直売所のあり方
が分かります。
収益性が低くて直売所をやるか迷っている方
にとって、考え方のヒントになれば幸いです。
直売所をやる理由は「お金」だけではない
私が直売所をやっている理由は、
お金を稼ぐためだけではありません。
私の家の近所は、
最寄りのスーパーまで約1kmあります。
若い人にとっては、
「特別遠い距離ではない」かもしれません。
ですが、高齢の方にとってはどうでしょうか。
- 重い買い物袋
- 真夏や真冬の移動
- 雨の日や風の強い日
車を使えない高齢の方にとっては、
1kmの買い物は決して楽ではないと感じました。
「近所の高齢の方の役に立てないだろうか」
直売所を始める時、そう思いました。
会社員時代に気づいた「社会貢献」の大切さ
会社員として働いていた頃、
私は「給料だけ」ではやりがいを感じられませんでした。
ですが、自分の仕事が
- 誰かの役に立っている
- 社会のどこかで機能している
そう気づいたとき、
仕事に意味を感じられるようになりました。
理不尽なことがあっても、
「どこかで人の役に立っている」
そう思えることが、
心の支えになっていました。
個人事業主になっても「社会に役立ちたい」
個人事業主になった今も、
その気持ちは変わっていません。
どうせ何かをやるなら、
- 自分のためだけでなく
- 社会貢献度の高いこと
をやりたいと考えていました。
そんなときに思いついたのが、
自分で直売所をやることです。
規模は小さくても、
- 地元で
- 身近な人に
- 日常的に
役に立てる。
これは立派な地域貢献だと感じました。
直売所の主なお客さんは「近所の人たち」
普段から、自宅前を通る人を見ていると、
いくつかの共通点がありました。
高齢の方
直売所や道の駅に行くと、
若い世代よりも中高年層の利用が多いと感じます。
一方で、
私たち世代は、
- 週末にスーパーでまとめ買い
- コープなどの宅配
を利用することが多いのではないでしょうか。
実際、私もそうでした。
犬の散歩をしている人
次に多いのが、犬の散歩をしている人です。
- 散歩コースになりやすい
- 犬を連れてスーパーには入れない
また、意外と犬は野菜が好きです。
昔飼っていた、私の愛犬も、
キュウリが大好物でした。
小さな子ども連れの家族
小さい子どもは、
- 住宅街にあるお店という物珍しさ
- 料金箱にお金を入れるのが楽しい
と感じるようで、
親子で立ち寄ってくれることもあります。
直売所は「多くの人」ではなく「必要な人」に届けばいい
私の直売所は、
決して多くの人に買ってもらえているわけではありません。
ですが、
- 近所の方が
- 自分が育てた野菜を
- 自分の意思で買ってくれる
これほど嬉しいことはありません。
直売所は、
量よりもつながりだと実感しています。
始める前は不安だらけだった
直売所を始める前は、
正直、不安ばかりでした。
- 突然始めて文句を言われないか
- 嫌がらせをされないか
- 盗難が起きないか
マイナスなことばかり考えていました。
実際に始めて分かった「現実」
ですが、実際は違いました。
買いに来てくれる方の
ほとんどが感謝の言葉をかけてくれます。
- 「若いのに農業を始めるなんてえらい」
- 「近くにスーパーがないから助かる」
- 「野菜が美味しい」
- 「また違う野菜も作ってほしい」
- 「いつも何があるか見るのが楽しみ」
こうした言葉をもらうたびに、
「やってよかった」と心から思います。
直売所で得られたものは、お金以上に大きい
正直に言うと、
稼げる金額は本当に微々たるものです。
ですが、
- 地域とのつながり
- 感謝される経験
- 自分のやっていることへの誇り
これらは、
お金では測れない価値だと感じています。
まとめ|直売所は「小さな社会貢献」から始められる
直売所は、
- 大きく稼ぐための手段ではない
- でも、確実に誰かの役に立つ
そんな活動です。
もし、
- 直売所をやるか迷っている
- 不安で一歩踏み出せない
そんな方がいたら、
「思っているほど悪い世界ではない」
ということだけでも伝えたいです。
小さく始めた直売所が、
誰かの生活を少しだけ楽にする。
それだけで、
十分やる価値はあると私は思っています。


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