30代子持ちの私がセミリタイアを選んだ理由

セミリタイア生活

― 会社を辞めて後悔しなかった話 ―

「このまま定年まで、今の働き方を続けていけるのだろうか?」
30代になり、子どもが生まれてから、そんな不安を抱くようになりました。
仕事、家庭、お金、将来。どれも大切なのに、すべてを満たす働き方が見えなかったのです。
この記事では、30代・子持ち・共働きだった私が、会社を辞めてセミリタイアを選んだ理由を、実体験をもとにお話しします。
同じように、仕事と家庭のバランスに悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

セミリタイアを考え始めたきっかけ

私は理系出身で、2014年から2025年の夏までメーカーで働いていました。
いわゆるブラック企業ではありませんでしたが、部署によって忙しさの差が大きく、私が所属していた職場は残業が当たり前、休日出勤も珍しくありませんでした。

2020年に長女が生まれ、「家族のためにもっと頑張らなくては」と思い、これまで以上に仕事に打ち込みました。
しかしその一方で、心と時間の余裕はどんどん削られていきました。

そんな中で知ったのが、FIRE(経済的自立と早期リタイア)という考え方です。
「定年まで働くのが当たり前」という、それまで疑いもしなかった価値観が、大きく揺らぎました。

セミリタイアを決断した4つの理由

私がセミリタイアを選んだ理由は、大きく分けて4つあります。

① 投資との出会い

FIREについて調べる中で、多くの人が投資をしていることを知りました。
「お金を稼ぐ方法は、労働だけではない」
この事実は、私にとって衝撃でした。

2021年にNISAで投資信託を始め、そこから個別株、レバレッジ商品なども経験しました。
現在は、米国株と米国企業に投資する投資信託を中心としたポートフォリオに落ち着いています。

投資を通じて、労働収入に100%依存しなくても、生きていける可能性を実感できたことが、セミリタイアを現実的な選択肢にしてくれました。

② 将来への不安

実は私は、これまでに3回会社を辞めようと考えたことがあります。

1回目は人間関係、2回目は体調不良。
この2回は精神的にもかなり追い込まれ、本当に辛い時期でした。

3回目は「将来への不安」です。
仕事量は増え、やりがいは感じていましたが、余裕は一切ありませんでした。
「この働き方を、10年後・20年後も続けられるのか?」
そう考えた時、強い不安を感じました。

30代を超えると、周囲で転職する人もチラホラいて、焦りから地に足がつかなくなっていきました。
忙しさを理由に将来を考えることから逃げてきましたが、ここで一度、自分と向き合う必要があると感じました。

③ 家族との時間

大きな転機になったのが、保育園の送り迎えです。

私と妻はどちらも通勤に片道1時間以上かかっており、保育園に一番最初に預け、一番最後に迎えに行くことも珍しくありませんでした。
迎えに行った時の、子どもの寂しそうな表情は今でも忘れられません。

「頑張れば頑張る程、家族との時間がない」
この矛盾に、強い違和感を覚えました。

子どもの成長は本当にあっという間です。
その中で、「今一番必要なのはお金より時間だ」と気づきました。

投資によってある程度の資産形成ができていたこともあり、片方の労働収入が減っても、生活は成り立つのではないかと考えるようになりました。

④ 個人事業主という選択

仕事と家庭のバランスを、自分で決められる働き方。
その答えが、私にとっては個人事業主でした。

妻は正社員としてキャリアを続けたいという考えで、私はそれを尊重したいと思いました。
これまで当たり前のように育休を取ってもらい、妻のキャリアを深く考えてこなかったことを反省しました。

そんな中でも、妻は私の選択を応援してくれました。

特別なスキルがあるわけではなく、収入が下がることも分かっていました。
それでも、

  • まずは稼ぎが少なくても始める
  • 最初からうまくいく方が珍しい
  • 細く長く続ける

そう考え、一歩踏み出しました。

セミリタイアして変わったこと

労働収入は、会社員時代と比べて大きく減りました。
しかしその分、家族と過ごす時間は大幅に増えました。

今振り返っても、「よく会社を辞めたな」と思うことはあります。
それでも、後悔したことは一度もありません。

まとめ|悩んでいるなら、一度立ち止まって考えてみてほしい

セミリタイアは、特別な人だけの選択肢ではありません。
働き方を少し変えるだけで、人生の満足度は大きく変わると実感しています。

まだ私のセミリタイア生活は始まったばかりです。
これからも試行錯誤しながら、自分なりの生き方を築いていきたいと思います。

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